様々な業種でIT化が加速しており、今や事務作業といってもパソコン操作が当たり前になりました。
コンピューターに頼るということは、常に備えているシステムを最新に保ちつつ良好な状態を維持することが大切です。
その指揮官とも言える職業がシステムエンジニアで、昨今では需要が急速に広がっており好条件で業務に就ける注目株です。
これからシステムエンジニアに転職したいという方のために、今回は効率よく学べるオンラインスクールについて紹介していきます。

オンラインスクールの良さとは

システムエンジニアになるには、基礎プログラミング・ネットワークの構築・デバッグ処理などコンピューターのシステムに関わる知識を身に付ける必要があります。
この知識は独学で身に付けることも可能ですが、非常に高度な理解力と学んだことを実践できる環境が必要です。
これまでまったくプログラムなどを学んだことが無い方だと、スクールに通うのが転職への近道といえます。
スクールには2つのタイプがあり、実際に教室まで足を運んで学ぶ方法と、所有されているパソコンで学ぶオンライン方式です。
教室で講師に教わるのが分かりやすく、分からないことはその場で質問も出来るので恵まれた環境とはいえますが、一定期間同じ日・同じ時間に通う必要があります。
今仕事をなさっている方だと、スクールに通う時間を取れないでしょうが、オンラインならば好きな時間に好きな場所でいつでもシステムエンジニアに必要な講義を学ぶことが出来る良さが魅力です。
講義に至っては何度でも動画を見直すことも出来るので、復習もしやすく効率よく勉強が出来ます。

実際の講義のように質問も出来る

パソコンを使った勉強というと、教材を購入して自発的に勉強をしないといけないと思われる方が大勢います。
その方法のものは一般的に「通信教育」と呼ばれるものですが、オンラインスクールの場合は双方向のやり取りが可能です。
例えば実際の講義を受けている時、不明な事があれば手を挙げて講師に質問をします。
これとほぼ同じ事がオンライン講義中も可能になっています。
それはストリーミング放送時の画面だと、文字数制限はあるものの受講している生徒が好きなコメントを画面内に打つことが出来るからです。
わからない事があれば、どの箇所がわからないかをコメントで表示すればすぐに講師が対応してくれるので理解しやすくなっています。
各講義の終了後には小テストも実施され、きちんと講義内容を理解しているのかをご自身でも確かめられる点は、実際のスクールに通うのと大差ないでしょう。
生放送の講義の場合、必ずその時間に受講する必要はありますが、パソコンだけでなくスマートフォンにも対応しているので仕事帰りの電車内でも即勉強モードに入れます。

1対1の質問と集中講義を受けられる

多くのオンラインシステムエンジニアスクールで取り入れられているのが、テレビ電話を使った個別対応の質疑応答と集中講義です。
これこそがオンラインスクールの強みとも言え、パソコン画面を通して実際に制作したプログラムを講師に見てもらったり、デバッグ処理に不可欠なシステム構築を教わることが可能です。
このテレビ電話を使った質疑応答をする際、あらかじめご自身のパソコン設定を「リモート許可」にしておく必要があります。
そうすることで、講師は離れた場所に居ながら受講生が実際に目の前で見ているパソコン画面を閲覧したり、質問の際に提示したプログラムに修正を加える作業が出来ます。
この1対1の質問と集中講義は標準ではなく、オプションとして用意されているところがほとんどです。
標準受講費用とは別に約3000円~5000円のオプション費用が必要にはなりますが、充実したエンジニア教育を受けるには必要なものだといえます。
勉強に慣れて質問する機会が減った際は、オプションをいつでも止める事も出来るので気軽に利用しましょう。

転職のサポートもしてくれる

転職を後押ししているオンラインシステムエンジニアスクールのメリットは、転職のサポートをしていることです。
需要が高まっている専門職故に、優秀な人材をいち早く獲得したいというのが各企業の願いでもあります。
その為、オンラインシステムエンジニアスクールではカリキュラムを終えようとしている受講生を対象に、エンジニア求人を出している各企業をマッチングして転職をサポートしてくれます。
システムエンジニアと一言にいっても農業・製造業・医療など幅広い分野があり、それぞれ必要な知識も異なります。
まったくの専門外の人材を雇ってしまうと企業の損失になり、転職された方も大きな挫折を味わうことでしょう。
こういった失敗の心配がないのが、スクールがおこなうマッチングです。
これまで学んできた知識と、得意にしている分野を十分にスクールは把握しているので受講生にピッタリの企業をピックアップして転職をサポートしてくれます。
有名なスクールほど登録している企業も多いので、なるべく実績と知名度があるところで学ぶようにしましょう。